2019年11月21日

神様はどういう人が好きか





「神様は、どういう人が好きだと思いますか?」

ある有名な神社の神官さんの講演で、そんな問いが投げかけられました。

神様は、どういう人が好きなんだろう?

きれい好きな人?

誰にでも優しくできる人?

あれこれ考えていると、その神官さんは言いました。


「神様は、面白い人が好きなんです」

意外な言葉に驚きました。

なぜ神様は、面白い人が好きなのか。

それは、「古事記」の岩戸隠れの神話に答えがあります。

スサノオという神様がやんちゃをしたせいで、太陽の神様であるアマテラスが岩のほら穴に引きこもってしまい、この世界が闇に覆われてしまったという「岩戸隠れの神話」。

すねてしまったアマテラスは、何をやってもほら穴から出てきてくれません。

困った神様たちは、なんと岩戸の前で楽しく踊り、お祭りをし始めた。

すると、その楽しそうな笑い声につられて、絶対に出てこなかったアマテラスが岩戸から顔を出したのです。

その瞬間、みなの顔(面)がいっせいに光で白くなりました。

それが「面白い」の語源に。

さらにそのとき、神々は手(た)を伸ばして(のし)、喜びを表現しました。

それが「たのしい」の語源になった。

光が閉ざされ世界が闇夜(やみよ)になったときに、日本人は、踊り、楽しむなかで、光を取り戻しました。

だから、神様は面白い人が好き。

そう神様は、楽しんでいるあなたを見るのが好きなんです。

親が子を想う気持ちと一緒。

どんな状況であろうと、僕らのたったひとつの義務は、面白がることです。


by ひすいこたろう


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なんでも面白くなかったらね。


むずかしいことを
やさしく
やさしいことを
ふかく
ふかいことを
おもしろく
(井上ひさし)


おもしろき
こともなき世を
おもしろく
(高杉晋作)


おもしろい演奏を
目指して。




Posted by 和太鼓集団鼓鐵 at 05:58 Comments(0)
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