2021年02月10日
優れるな、異なれ

ユダヤの古いことわざに、
他人にすぐれようと思うな
他人とちがった人間になれ
というのがあると聞きました。
このような単純な言葉に、言いようのない新鮮さを覚え、日常生活を営んでいく上で励ましを受けるのは、世の中がそれだけ画一化し、人間の価値が比較の中にのみ見出されているからでしょうか。
たしかに比較という要素は、生活する上でなくてはならないものです。
それがあるからこそ、自分が置かれた位置を知ることもでき、また競争心も湧いて、自分の能力の限界に挑むこともできようというものです。
しかしながら、この比較も、人間一人ひとりは決して同じであり得ないという一つの「悟り」にも似たものなしに、ひたすら表面的な優劣に主眼を置くならば、それは、人間個々の可能性を伸ばすという教育の目的から遠く離れてしまいます。
《教育の目的は、一人ひとりが自己の可能性を実現すること。人それぞれちがう存在ということを忘れてはならない》
by 渡辺和子『どんな時でも人は笑顔になれる』より
「優れるな、異なれ」
このフレーズに出会ってから
オリエンタルロックスでは数年前から
「make difference」
(違いをつくる)
というテーマを掲げました。
数年前にとんとこでも年間テーマに使用した記憶があります。
ブランドというと高価なバッグや財布だけでなく
自分が自分らしくある。また他人が見たときにその人らしさがある。これもブランドだと思う。
チームもそう。
ブランド化するためには
独自性と
圧倒的。
がキーワード。
独自性は違いから生まれる。
他と違うところの良さ。
見つけたいですね。
Posted by
和太鼓集団鼓鐵
at
12:29
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