2020年07月24日

アイデアを生み出す達人になるためには





1968年、ジョージ・ランドとベス・ジャーマンは、技術者と科学者の創造性を測定するためにNASA(アメリカ航空宇宙局)がおこなっているテストを1600人の5歳の子どもにおこなった。

その後、彼らは同じテストを10歳と15歳の子どもに行った。

その結果、5歳の時点で子どもたちの98%が天才的な創造性を発揮するが、その割合は10歳になると約30%に低下し、15歳になると10%にまで激減することがわかった。

同じテストが大人のグループにもおこなわれたが、天才的な創造性を示したのはわずか2%にすぎなかった。

子どもは非常に高い創造性を持っているが、学校に行くようになると、その創造性は大きく低下する。

「ひとつの質問にはひとつの答えしかない」と教えられ、伝統的な社会規範に従うよう指導されるからだ。

天才と大多数の人たちの違いは、子どものころの創造性を維持できるかどうかである。

by アンドリー・セドニエフ
『頭をアイデア工場にする20のステップ』より



子供ってみてると、たまに驚く発想をしますね。

そのひらめきに天才性を感じたりします。

が、上記の実験データのように、大人になるにつれ失われていく創造性。

常識という枠を自ら持つようになったとき、創造性はどうしても、常識の枠内に収まっていくのかもしれません。

「子供は誰もが天才だった」とか

「子供の頃の創造性を持ったまま成功した」

と言われるのは、あながち間違いではないような。

「天才とは、幼稚性と技術を混ぜ合わせたもの」と言ったのはダウンタウンの松本人志。

たしかゴッホについて「天才」と称したあと、天才の定義について語ったインタビューだったと記憶してます。

天才を目指さなくても(目指してなれるものではないが)

より柔軟な創造力を持つためには、子供のような想像力が必要である。

枠にとらわれない。

常識にとらわれない。

さて、その方法は?






Posted by 和太鼓集団鼓鐵 at 20:00 Comments(0)
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