2018年06月07日

秘訣





昔、ある人にこういう話を聞いた。

オリンポスの神々が集まり、「幸せになる秘訣をどこに隠したら、人間がそれを見つけた時にもっとも感謝するか」を話し合った。

「高い山の上がいい」「いや、深い海の底だ」「それよりも地中深く埋めるのがいい」と議論百出。

すると、一人の神が「人間の心の奥深いところに隠すのが一番だ」と言い、全員がその意見に賛成した、という話である。

幸せの秘訣は人間の心の奥深くにある。

自分の花を咲かせる秘訣は心の中にある、ということである。

だが、心の奥深く隠されているが故に、秘訣に気づかぬままに人生を終える人も少なくない。

どうすればその秘訣に気づき、自分の花を咲かせることができるのか。


まず、自らの命に目覚めること。

自分がここにいるのは両親がいたからであり、その両親にもそれぞれ両親があり、それが連綿と続いて、いま自分はここにいる。

どこかで組み合わせが変わっていたら、あるいは途絶えていたら、自分はここにはいない。

自分の命は自分のものではない。

すべては与えられたものだ。

その自覚こそ、自分の花を咲かせる土壌になる。


次に大事なのは「一つ事」を見つけること。

この一事をもって人生に立っていく。

あるいはいま携わっている仕事をもって自分の一つ事にする。

そう決意することである。


第三に大事なのは、その一つ事に本気になること。


「本気になると

世界が変わってくる

自分が変わってくる

変わってこなかったら

まだ本気になってない証拠だ。

本気な恋

本気な仕事

ああ

人間一度

こいつを

つかまんことには」

…坂村真民…



「なんでもいいからさ

本気でやってごらん

本気でやれば

たのしいから

本気でやれば

つかれないから

つかれても

つかれが

さわやかだから」

…相田みつを…


『小さな修養論』より
藤尾秀昭 著



かつひとです。

こんなかっこいい話ではないですが、一つのことが来年、30年を迎えます。

30年続けてやったこと、これ以外にありません。

普通、習い事やグループでやることって30年も続きませんもの。

紆余曲折、色々ありました。

いいことも悪いことも。

振り返ると苦しいことや辛かったことの方が印象に残ってたりするのが、また面白いものです。

なんか、その時、それなりに必死に頑張ってたからか。

やっぱ苦しい中に宝物があるのかもしれませんね。

苦しいのにそこまでこだわる何かがあるってことですから。

でも、決して真面目ではなかった。

どちらかというと不真面目(^ω^)

それが長く続いたコツ

長く続いた秘訣

というものでしょうか







Posted by 和太鼓集団鼓鐵 at 12:00 Comments(0)
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