2020年02月05日
さて、どっちが幸せ?

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99頭の牛を所有する男がいました。
インドの民話です。
彼は、あと1頭の牛を手に入れると切りのいい100頭になると考え
わざとオンボロの服を着て、貧乏人になりすまして、
遠くにいる友人を訪ねて行きました。
友人はたった1頭の牛を持って、暮らしています。
「お前はいいなあ、俺は貧乏になったんだ。
子どもたちにたべさせることもできなくなった、助けてほしい」
彼は友人にそう訴えました。
もちろん嘘ですよ。
彼は99頭の牛を所有する大金持ちです。
「そうか、きみはそんなに困っているのか…
ぼくであれば、この1頭の牛がなくなっても、
妻と力を合わせて働けばなんとかなる。
だからこの1頭の牛をきみに差し上げる。
この牛を連れて帰って、お子さんたちにミルクでも飲ませてほしい」
貧しい男はそう言って、友人に1頭の牛を布施しました。
大金持ち1頭の牛を手に入れ、
「これで切りのいい100頭になった」
と、喜んで寝ます。
一方、貧しい男も、
「友人を助けることができた」
と思って、喜んで寝ました。
さて、どちらの喜びが本当の喜びでしょうか…
私が読んだインドの民話の本には、最後にそんな疑問文がありました。
(ひろ さちや)
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皆さんはどっちが幸せ?
お金のない貧しさ
心の貧しさ
お金も大事です。
ボロは着てても心は錦
とはいいますが。
お金も大事。
お金はなくしても取り戻せるが、
信用をなくすと簡単には取り戻せない。とも言います。
なかなか考えさせられる話ですね。
さて、皆さんはどっちが幸せ?
Posted by
和太鼓集団鼓鐵
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12:59
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