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2021年10月19日

鈍刀を磨く





『鈍刀をいくら磨いても

無駄なことだというが

何もそんなことばに

耳を借す必要はない

せっせと磨くのだ

刀は光らないかも知れないが

磨く本人が変わってくる

つまり刀がすまぬすまぬと言いながら

磨く本人を

光るものにしてくれるのだ

そこが甚深微妙(じんじんみみょう)の世界だ

だからせっせと磨くのだ』


by 坂村真民



「甚深微妙」の、「甚深」とは、はなはだ深いことで、

「微妙」とは、極めてこまかいこと。そこに計り知れない大切なことがある。

開経偈(かいきょうげ)というお経の中の言葉です。



試練によって人は磨かれるといいますね。

和太鼓とんとこでは心得に

「技を磨いて心を磨く」と唱えています。

心を磨くためには技を磨かなければなりません。

やはり新しいことや困難な課題に挑戦し、

それを為し得たときに心も磨かれる。

いや、たとえなし得なかったとしても心は磨かれる。

鈍刀は光らずも人は光だす。





Posted by 和太鼓集団鼓鐵 at 09:26 │Comments(0)
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