人それぞれのマイウェイ
昔、スワロウテイルという映画がありました。
Charaや三上博史、江口洋介などが出てた映画です。
映画はそれぞれが色んな立場や価値観で繰り広げられる群像劇です。
マフィアとかも出てきてみんなが対立しながらマイウェイの歌が入ったカセットテープを探しています。
オールディーズの名曲マイウェイね。
命懸けでマイウェイのテープを奪い合っている映画です。
マイウェイのテープを手に入れることにみんなが精一杯になるのですが、
映画は普通に終わりをむかえます。
僕はこの映画を十数年前に純詩と見ていて、面白い映画やったなぁ!と二人で言っていました。
すると純詩が聞きました。
「ところでみんなはなんでマイウェイのテープを探してたん?」
僕も「なんでやろなぁ?」と言ったあと
二人同時にハッと気づきました。
そうです。
マイウェイのカセットテープには
それじたいに意味があったのではなく、
監督岩井俊二の福音です。
そう、映画に出てくるみんなは各々がそれぞれのマイウェイ
自分のマイウェイ
生きる道を探していたのです。
鼓鐵の曲でそのパートをこなすのではなく、
どのパートをしても
マイウェイを見つけているのがそうくんです。