ユダヤの小話より

和太鼓集団鼓鐵

2019年11月20日 06:30





ユダヤに古くから伝わる小話より


あるとき洪水が起こり一人のユダヤ人の男が木の上に取り残されました。その男は信心深い男でした。泳げる人が来て私の肩につかまれと言ったのですが、男は「神が助けてくれる」と断りました。次に小舟が来て、それをこぐ人が、「お前も乗れ」と言ったのですが、「神が助けてくれる」とまた断りました。ところが木の上まで水が来てその男は溺れ死んでしまいました。
男が天国に行って神に会いました。「なぜ助けに来なかったのですか」と、神を責めました。すると神はこう言いました。
「私は二度も助けを出した。お前が気づかなかっただけだ」