ヨジー・カズボーン〜裏切リノ街〜
かつひとです。
吉井和哉のカバーアルバム第二弾を買いました。
今回はオジー・オズボーンをもじったタイトルです。
オジー知ってますか?
ハードロック界の御大です。
今回も日本の歌謡曲をカバー。昭和歌謡曲がオンパレードです。
もともと昭和歌謡が好きな吉井氏の渾身の一枚です。
ロックと言えば外国のもの。日本独自のものではありません。
そのロックをするのに自らのバンド名にイエローモンキーとつけた。
イエローモンキーとはかつて欧米列強が日本人を侮蔑してつけた名前。
差別用語だ。
その差別用語を自らのバンド名につける。
外国生まれのロックをする黄色い猿。
だが、ロックが外国のものであってもただの借り物ではない。
そんな思いを込めたイエローモンキーというバンド名には意気込みを感じる。
和製ロックとして歌い方が演歌調なのも吉井氏の特徴。
今回のカバーアルバムは歌謡曲ロックに昇華させた吉井氏の和製ロックになっている。
もはや借り物ではない。
アルバムを聴いてみる。
さすがにガンダーラや長い夜はタケカワユキヒデと松山千春の声がどうしてもいい。
もともとの印象を拭えない感がある。
僕の今回のベストテイクはリンゴ追分
ひばりさんのリンゴ追分が一番良かった。
自信ありなのかアルバムの最後に収録されている。
声をわりながら歌うのも最高でした。語りもいい。
ファンとして満足の一枚でした。